決勝レポート/その2「2014 "コカ・コーラ ゼロ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第37回大会」

特集記事 / SPECIAL CONTENTS - 2014.08.15

ということで、ここからは27日(日)決勝の様子をお話ししたいと思います。

決勝レースの写真は、下記リンク先/Facebookのアルバムでご覧下さい。
KTMジャパン Facebookアルバム【2014鈴鹿8耐/7月27日/決勝】

予選と決勝の間にある土曜日は、午前中に「4耐」があり、午後には8耐のフリー走行と、金曜日の8耐予選上位10台が1台ずつタイムアタックをして最終予選順位を決める「トップ10トライアル」が開催されています。そこに出場しないチームは、トラブルなどを抱えていなければ、日曜に向けゆったりと準備をするのです。

さて27日(日)の決勝日です。その朝イチで約45分間のウォームアップ走行があるのですが、そこでHOOTRESチームにトラブル発生です。高回転域で点火がカットされるような症状が出てエンジンが回らなくなるとのこと。じつは前日/土曜日のフリー走行でもガス欠症状が出て、それは過去に浜口RTも経験した、熱による燃料ポンプの故障が原因でした。その後、稼働を確認した新品パーツに装着し、この日曜日を迎えていました。

今回も燃料ポンプを疑い、Tカーのタンクに交換してコースイン。しかし状況は変わりません。しかも故障を疑った、前日に新品に交換したメインカーの燃料ポンプも正常に動いていたのです。

原因を探るため走行とピットインを繰り返しますが、原因は不明のまま。しかも、第2ライダーの相馬選手が走行中、コーナーリング中に失火症状が出て転倒してしまいます。マシンもライダーも大事に至らなかったのが不幸中の幸いでした。

走行後に各部をチェックした結果、レース用にチームが装着したサブコンがECUに誤指示を送り、高回転域を抑制していたのではないかと判断。ピットロードでのスピードリミッター、オートシフターなどが使えなくなるものの、サブコンを取り外して決勝に備えることとしました。

浜口RTはトラブルも無く、準備万端で決勝を迎えました。

そして、いよいよ11時30分のスタート……からの、雨→遅延の流れはご存じの方も多いのではないでしょうか。それこそカウントダウン直前に降りだした雨によりスタートを見合わせ、その後の天候の回復というか、状況が落ち着くまでスタートを遅延。19時30分以降にゴール時間が延びることは無いため、レース時間が刻々と削られていきます。そしてスタートしたのは12時35分。今年の鈴鹿は、6時間55分の戦いとなりました。

しかし今年の鈴鹿は、とにかくバタバタしていました。この雨によるスタート遅延はその序章。前日までの予選や練習走行では、高い気温(35度!!)と路面温度(60度超え!!!!!)が原因と思われる転倒者が多く、それによって赤旗中断やセーフティーカーの導入が多かったのです。

そして決勝スタート直前の雨。その後、急速に天候が回復したため気温が上昇。一時完全なドライコンディションとなりレースペースも一気に速くなりました。しかし14時40分頃に再び大雨。ウエットコンディションとなりましたが、その雨が上がると再び気温が上がりドライコンディションへ……刻々と変化する天候と路面状況に翻弄され多くのマシンが転倒。安全を確保するため何度もセーフティーカーが導入され、そのたびにメカニックとライダーは頭とカラダを目一杯働かせ、それに対応していったのです。こんなに荒れた8耐は、じつに久しぶりでした。

浜口RTも、その大きなうねりに飲まれてしまいました。14時頃、第2ライダーの中迫選手が130Rで転倒してしまうのです。しかし奇跡的にマシンもライダーも軽傷。PITで約20分の修復作業の後コースに復帰します。

また17時40分頃、予定通りにピットインしたときにエンジン回りから白煙。原因究明のため急遽ピット内に車両を入れますが、ブローバイから漏れたオイルがサイレンサーに落ちたことが原因。増し締め&クリーンナップしてコースに復帰します。

一方HOOTRESチームは、サブコンを取り外したことが功を奏し、ウォームアップ走行時に出た失火症状は無く、マシンも好調です。しかしサブコンを取り外したことと、荒れたレース展開でひとつでも順位を上げようとした結果、最高速が定められたピットロード内でスピード超過のペナルティを受けたほか、エキゾーストパイプの破損により、その交換作業によって時間をロスしてしまいますが、大きなトラブルも転倒も無く、レースを消化していきます。

そして迎えた19時30分/今年は6時間55分を走りきってのゴールです。
「ゼッケン6/ Team HOOTERS with 斉藤祥太」は151周を走り総合47番手、
「ゼッケン44/KTM HAMAGUCHI BAKUON RACING Hamaguchi Racing」は143周を走り総合53位/SSTクラス3位でゴールしました。

これが2014鈴鹿8耐をKTM視点で見たすべてです。今回は24日(木)の練習走行、25日(金)の予選、26日(土)の4耐&トップ10トライアルはUSTREAMで生配信され、27日(日)の決勝はBS12chで生放送。また浜口RTは決勝中にピット内をUSTREAMで生配信。もちろん我々KTMジャパンもツイッターやFacebookで情報を発信しました。

その様々なメディアを通じて、KTMを応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。両チームからは、早くも“来年”という言葉も聞こえてきています。その際はまた、応援をよろしくお願いします。

ピット回りをウロウロしていたSNS担当者が撮影した両チームの様子と、鈴鹿サーキットで開催された様々なイベントの様子をまとめました。

KTMジャパン Facebookアルバム【2014鈴鹿8耐/7月25日 その他】

[GROUP] 2014 "コカ・コーラ ゼロ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第37回大会

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