2015 JNCC 第2戦 ビックディア広島 西日本全国大会 レースレポート

レース / RACING REPORT - 2015.04.15

JNCC第2戦 ビッグディア広島
石戸谷蓮、チャンピオンに向けて今季初優勝

 

昨年、延べ人数5589人が参加したというモンスターレースJNCCの第2戦が、4月12日に広島県テージャスランチで開催された。テージャスランチは、同シリーズでも定番のフィールドだが、ハードエンデューロであるサバイバルIN広島が古くからおこなわれており、エンデューロ・クロスカントリー含めて西日本の代表的な会場だと言える。
 標高こそ高くないものの、少し寒さが戻った気候、桜もまだ少し残っているような季節感の中、2日前までの雨が一層寒さを演出した。土曜日の夜は、氷点下まで下がったという観測もあるほどだったが、本戦日曜日にはすっかり晴天に。ところどころマディが残るような、むしろ多様性に富んだコンディションでクロスカントリー日和。2014年の豪雨と、まれに見るバッドコンディションがウソのような1日に。

 

COMP GP

 

最上位クラスのAAは、低圧に設定したリアタイヤのグリップとEXCのエンジンパワーで水上泰佑(250EXC)がホールショット。レースは渡辺学(YAMAHA)が終始独占で優勝となった。矢野和都(350EXC-F)は、小林雅裕(HONDA)と序盤2番手を争ってデッドヒートを繰り広げるが、ガレにつかまってしまい後退。表彰台の常連である矢野だが、今戦は5位に甘んじた形だ。
 AA2クラスでの栄冠を狙う石戸谷蓮(250EXC-F)は、立ち上がりにおくれてクラス最後尾からのスタートになってしまったが、4周目までに2番手へ浮上。トップを走っていたのは澤木千敏だが、中盤にこれをついにパス。単独トップへ、みごと今季初優勝をもぎとった。「広島はあまり得意なコースではないので不安でしたがなんとか1位になれました。開幕は2位でしたし、シーズンを戦う身としてはまずまず。このままチャンピオンを目指して頑張りたいです」と石戸谷。また「今回のコースは、セクションを走れるひとでないと上位は狙えなかったと思います」とコメント。本人も表彰台で語っていたが、三重県いなべスポーツランドで進んでいるエンデューロクロスの企画に参画しているため、よりガレなどでの対応力がついてきた形。次戦爺ヶ岳にも期待がかかる。

今季よりハスクバーナを駆る石井正美(FE250)
 
 
AA2優勝の石戸谷蓮(250EXC-F)
 
矢野和都(350EXC-F)
 
 
 
 

FUN GP

 
COMP以上のハイスピードが求められる最上位クラスFAは、開幕のサザンハリケーンに続いて岩井良宏(TC85)が優勝。一時6番手まで順位を落とすものの、小排気量ながらパワフルなエンジンが功を奏し、見事に後半には単独1位へ。2位は、ベテラン川原茂広(200EXC)とKTMがワンツーフィニッシュ。
 
岩井良宏(TC85)
 
 

キッズ&TRY

 
早朝からスタートする、入門クラスであるキッズ&TRYでは、開幕に引き続き吉田夢海(TC85)がJH-Miniクラスを制覇。圧倒的なハイスピードが求められるFUN GPのFAと、乗りやすさやコンパクトさが重要であるこのキッズ&TRYでの活躍は、まさにTC85のマルチプレイヤーぶりが発揮された形だ。
 
吉田夢海(TC85)

   

【身体メンテナンスサービスを開始】 

また、KTMでは身体メンテナンスサービスをKTM/ハスクバーナユーザー向けに無償提供。これまでのピットサービスに加えて、マシンだけでなく体のコンディションをも整えることで、より幅広くライダーのパフォーマンスを発揮できるよう、特定非営利活動法人日本手技療法セラピスト検定協会と、同協会を母体とするアイ・セラピスト専門学院と提携。ユーザーにも非常に好評、レース前・後にぜひ。

 

【かつてない「ビール」とKTMのコラボレーション】 

eniオイルを輸入販売する老舗総合商社、昭和貿易とのコラボレーションで、JNCC会場のKTMビレッジにてeni&クロンバッハビール(ドイツ)をサーバーで提供。KTM/ハスクバーナユーザーかつeniオイルユーザーであれば、無償という素晴らしいサービス。土曜16:00からのオープンは大いに賑わうこととなった。アルコールフリーも用意しており、宿への運転が控えている人にもうれしいサービス。


 【KTMオレンジアワード&ファンアワード】

KTMで参戦するCOMP全クラスの年間チャンピオン(AA/A/B/R)を、2016年JNCC全戦にシード選手として招待(年間全戦の自動エントリー)。加えて2015年度のKTMオレンジビレッジ内テントにピットスペースを優先提供、ゼッケン及び氏名を入れた看板を掲示する、というオレンジアワードを設定。 
また、KTMで参戦するFUN GPのライダーにサプライズアワードとして1位、10位、15位のライダーにKTMパーツ商品券を用意。

 

【KTMビレッジ&レーシングサービス】 

KTMジャパンではJNCCへのサポートを例年通り展開している。今戦においても、KTMユーザーが利用できるパドックであるKTMビレッジを設置(事前にディーラーへの申し込みが必要)。KTMウォーターをはじめとするドリンク類を無償提供したり、自由に使える休憩スペースを用意したりと、エントラントにも観戦者にも楽しんでもらえるスペースを提供している。 
メーカーを問わずKTMレーシングサービスも実施。KTM以外のライダーをもレーシングサポートし、レース中にトラブルを起こしてしまったライダーへのサポートなどもおこなっている。

 

[GROUP] 2015 JNCC(全日本クロスカントリー選手権)

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