2015 JMX 全日本モトクロス選手権 第5戦 神戸空港特設コース

レース / RACING REPORT - 2015.07.07
 
星野裕がヒート2の前半に表彰台争い
 

全日本モトクロス選手権シリーズの今季第5戦は、「スーパーモトクロス in 神戸エアポート」として、7月4日()~5日()に兵庫県の神戸空港特設コースで開催された。
今大会のために、神戸空港がある人工島の北西エリアに大量の土を搬入して、米国のスタジアムなどで行われるスーパークロスのようなコースを特設。常設以外のコースで全日本モトクロス選手権が開催されるのは、長崎県の島原を舞台とした2001年開幕戦以来となった。
予選やジュニアクロスの決勝が行われた土曜日は、朝から断続的に雨が降る天候。昼から雨が強くなったことから、砂に近く水はけのよい土質ながら、コースはマディ化していった。しかし日曜日になると雨は止み、天気はときに薄日が差すほどの曇り。このため、午後にはドライに近い状態へ戻った。
KTM勢は、全日本最高峰クラスのIA1クラスに450SX-Fでフル参戦する「KTMうず潮レーシング福山」の星野裕(#15)と北居良樹(#13)を筆頭に、85SXで出場できるジュニアクロス、最高峰ライセンスへの昇格を賭けたIBオープンクラス、そして日曜日のお昼前に行われるチャイルドクロスと、さまざまなクラスで上位入賞を狙った。
なお土曜日のお昼休みには、7月18日(土)~19日(日)にスペインで開催される、ジュニアモトクロス世界選手権の日本代表選手壮行会が行われ、今大会のジュニアクロスに85SXで出場した鴨田翔(#1)、2スト65ccマシンによるエキシビションレースで65SXを駆り優勝した袴田哲弥(#31)が、大会に向けての抱負を語った。

 
【IA1 レースレポート】

決勝ヒート1のKTM勢は、いずれもスタートダッシュに失敗。北居良樹(#13)が11番手、転倒した星野裕(#15)は17番手でレースをスタートした。ここから、北居は10番手に順位を上げると、上位勢の脱落により9番手へポジションアップ。すぐに10番手へと後退したが、その後も粘りの走りを続け、レース後半に順位をひとつ上げて9位でゴールした。一方の星野は、最初の5周で11番手まで順位を回復。最後まで追い上げを続けて10位となった。

午後に行われた決勝ヒート2では、星野が好スタート。オープニングラップで3番手の位置を確保すると、その後は昨年度のチャンピオンを抑えながらの走行を続けた。星野は、レース序盤が終わる8周目まで、この順位をキープ。しかしその後は、立て続けにライバルのパッシングを許してしまい、8位でのゴールとなった。北居は、1周目14番手と再び大きく出遅れてしまう苦しい展開。それでも、序盤にふたつ順位を上げて12位となった。

 
    
 
【ジュニアクロス レースレポート】
土曜日に決勝が行われるジュニアクロスは、2スト85ccマシンと4スト150ccマシンが混走。15歳以下のライダーがしのぎを削る。10分+1周で競われたその決勝で好スタートを決めたのは、85SXを駆る「KTM BOSS RACING」の鴨田翔(#1)。オープニングラップをトップでクリアすると、周回ごとに後続を着実に引き離していった。また、同じく「KTM BOSS RACING」から参戦した内藤龍星(#111)は、1周目5番手から、レース前半は3台ほどによる激しい3番手争いに加わった。ゴーグルを早めに捨て苦しい状況のなか、ライバルをパスした内藤は、終盤に2番手のライダーに接近。ラスト2周のところで逆転した。そしてレースは、鴨田が優勝。内藤が2位に入賞し、KTM勢が1-2フィニッシュを飾った。
 
    
 
【チャイルドクロス レースレポート】
日曜日のお昼休み前に決勝が開催されるチャイルドクロスは、2ストと4ストの50ccマシンが混走。今大会では、ショートカットなしのフルコースを5分+1周して、クラスごとの順位を決めた。今大会は、エントリー台数が30台と盛況。この中、KTMの50SXを駆る高橋生真(#88)が、1周目の途中でトップに立ち、そのまま独走して総合優勝に輝いた。
 
【ライダーコメント】
星野裕(IA1・9位/8位)
 
 

  ヒート1はスタートで出遅れ、他車と接触して転倒。ほぼ最後尾からのレースだったので、淡々と走って順位を上げるだけのレースでした。もう少し早めにペースアップできていたら、あとふたりくらいは抜けたと反省しました。そこでヒート2は、とにかくスタートで前に出られるように、グリッド位置についてもしっかり考え直し、集中して臨みました。その結果、1周目は3番手。そこから、10分弱は粘ることができました。前回は5分しか持たなかったことを考えれば、少しは進歩しましたが、3番手で始めたレースを8位で終わっていては、まるで満足することはできません。ひとりに抜かれたところで気落ちすることなく、喰らいついていく心が必要だと思っています。次の藤沢スポーツランドは、IA2時代に優勝経験もあるコース。再びスタートを決めて、いいレースがしたいです。
     
北居良樹(IA1・9位/12位)
 
  ここは自宅から比較的近い場所にあるため、会場まで来て応援してくれた方々がたくさんいました。感謝しています。レースのほうは、両ヒートともスタートをミスして、厳しい状況となりました。同じマシンに乗る裕ちゃんはスタートを決めているので、自分もやれるはず。今後の課題です。それでもヒート1は、それなりに走りもよく、タイムもまずまずのところまで詰めることができたので、納得できる要素が多くありました。ところがこのレースで、これまでと同じように体力をかなり消耗してしまい、ヒート2はプッシュすることができませんでした。自分のレース環境を考えると、ファクトリーライダーのように乗り込みやトレーニングをすることはできませんが、その中で今以上に工夫をして、体力をつけていきたいです。時間が足りないというのが正直な気持ちですが、不可能ではないと信じています。
     
鴨田翔(ジュニアクロス・優勝)
   
  午前中の練習走行と予選までとは違って、決勝はマディになっちゃったので、不安もありました。でも、マシンとチームのおかげ、そしてダンロップタイヤのグリップにも助けられ、優勝することができました。今年は、残りの全日本を全部勝つつもりで走ります。でもその前に、スペインでジュニアの世界選手権を戦ってきます。応援よろしくお願いします!
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
   
 
   

 

 

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