2015 JMX 全日本モトクロス選手権 第7戦 スポーツランドSUGO

レース / RACING REPORT - 2015.09.01
 
星野裕選手と北居良樹選手が今季ベストタイ!
 

年間10戦で競われる全日本モトクロス選手権シリーズ。7月後半から設けられていた1ヵ月ほどのインターバルが明け、8月29日(土)~30日(日)に第7戦が開催された。
その舞台となったのは、宮城県のスポーツランドSUGO。オンロードコースなどもある複合モータースポーツ施設だ。今季も春夏秋の3大会で、全日本モトクロス選手権の会場に設定されている。これまでと同じく今大会の直前にも、コースの一部を改修。低速セクションが削減され、よりダイナミックなレイアウトとなった。
しかし、大会が行われた土日には雨が降り続き、路面がかなりひどいマディコンディションとなったことから、名物の大坂と呼ばれる急な上り勾配をはじめとする各所がショートカットされ、結果的には本来用意されたレイアウトとはまったく異なるコースでレースが行われることになった。
KTM勢は、全日本最高峰クラスのIA1クラスに450SX-Fでフル参戦する「KTMうず潮レーシング福山」の星野裕(#15)と北居良樹(#13)を筆頭に、85SXで出場できるジュニアクロス、最高峰ライセンスへの昇格を賭けたIBオープンクラス、女性ライダーが熱い戦いを繰り広げるレディースクラス、そして日曜日のお昼前に行われるチャイルドクロスと、さまざまなカテゴリーに出場。優勝や上位入賞を狙った。

 
【IA1 レースレポート】

レース時間は、本来よりも5分短い25分+1周に設定された。決勝ヒート1、KTMを駆る北居良樹(#13)は9番手、星野裕(#15)は10番手で1周目をクリア。泥で前が見えない状況の中、必死の追い上げを続けた。そして北居は、2周目に7番手へとポジションアップ。一度は順位をひとつ下げたが、今季ベストリザルトタイとなる7位でフィニッシュした。星野は、2周目に転倒して13番手まで順位を落としたが、10位でゴールとなった。

決勝ヒート2は、路面状況がさらに悪化したことから、オリジナルから比べると半分ほどにまで短縮されたコースでのレースとなった。1周目を、北居が8番手、星野が6番手でクリア。随所で転倒やスタックが発生する状況下で、北居が2周目に7番手、星野は4周目に6番手まで順位を上げた。しかし中盤、北居は11番手まで後退し、9位でゴールした。星野は、ラスト3周の11周目に5番手までアップ。今季ベストタイの6位でフィニッシュした。

 
        
 
【ジュニアクロス レースレポート】
2スト85ccと4スト150ccの混走により15歳以下のライダーがしのぎを削るジュニアクロス。その決勝は、コース状況の悪化により、大幅にショートカットされたコースで競われた。好スタートを決めたのは、85SXを駆る「KTM BOSS RACING」の内藤龍星(#111)。これを、同じく「KTM BOSS RACING」の鴨田翔(#1)が抜くも直後にストップし、内藤が1周目をトップでクリアした。3周目、トップ争いを演じていた内藤がスタック。これでトップに立った鴨田も、翌周にスタックして5分近くロスした。ところが最終ラップに入ったところで、トップから3台が相次いでスタック。この間に追い上げた鴨田が勝利を収めた。内藤は9位。1周目8番手だった岸桐我(#48)は、スタックにより規定周回数に満たなかった。
 
 
【チャイルドクロス レースレポート】
日曜日のお昼休み前に決勝が開催されるチャイルドクロスは、2ストと4ストの50ccマシンが混走。今大会では、路面状況を考慮した結果、スタート専用のストレート区間に「く」の字に近い形状の短い特設コースを設け、これを5分+1周してクラスごとの順位を決めた。出走台数は14台。KTMの50SXを駆るBクラスの高橋生真(#88)が、オープニングラップからレースをけん引。後続の追撃を許しながらも逃げ切り、総合優勝を飾った。
 
【ライダーコメント】
星野裕(IA1・10位/6位)
 
 

  ヒート1は、2周目に転倒してしまい、そこからは思うような走りができずにいました。しかしヒート2は、同じようなマディ状態ながら、コースがショートカットされたり雨が強く降り続けたりしたことも影響したのか、ヒート1と比べればコースが攻略でき、大胆な走りもできたと思います。最終コーナーの手前に設けられたサインエリアの前が、もっともひどいスタックポイントになっていたことから、サインボードはあまり見られなかったのですが、それでも自分の順位だけは把握していました。最終ラップで5番手にいることは確認したのですが、その難所で最後の最後に転倒してしまい、これで6位に後退したことが悔やまれます。表彰台のチャンスはあったと思うので、次戦以降も狙っていきます。
     
北居良樹(IA1・7位/9位)
 
  こういう過酷なコンディションのときは焦ったらダメだと自分に言い聞かせ、淡々と走ることを心がけました。そう思いながらもヒート1の序盤はペースがよく、スタートで出遅れながらも順調に追い上げられました。3周目に転倒して、ややリズムを崩しましたが、それでも粘れたと思います。ヒート2は、雨による路面状況の悪化が半端なく、10回くらい転倒しました。とはいえ、萎縮することなく攻め続けられたとも思っています。両ヒートでシングルフィニッシュというのは、KTMのマシンに助けられた部分も大きいと思います。セルスターター装備なので、転倒後の復帰が早いです。それから、転倒時にエンジンを止めることが苦痛ではないので、結果的にオーバーヒートの抑止にもつながっています。
     
 鴨田翔(ジュニアクロス・優勝)
   
  最終コーナー手前のストレートが、スタックポイントのひとつになっていて、自分もここで5分近くハマっていました。ようやく抜け出してからは、必死に走っていたのですが、ラストラップを示すボードの前を2回通過したことで、まだトップ集団がゴールしていないとわかりました。最終ラップは、上位勢が停止しているのがわかり、そのスタックポイントをイチかバチかで抜けました。途中で長くスタックしている間もゴーグルを捨てずにいたので、最後まである程度のクリアな視界を保てたことも、勝利につながったと思います。 

 

 

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