2015 JNCC 第6戦 ほおのき・中部north 全国大会 レースレポート

レース / RACING REPORT - 2015.09.08

初コース「ほうのき」がJNCCデビュー!
石戸谷蓮、250EXC-Fで今季3勝目

 

 
 日本最大級のクロスカントリーシリーズJNCCに、3年ぶりとなった新コース「ほうのき」がデビュー。このニュースに飛びついたXCファンは、総勢555名。実にJNCC史上第二位の台数をあつめての開催となった第6戦。
 JNCCにはおなじみの爺ヶ岳をはじめ、スキー場ベースのラウンドが増えてきたが、このほうのきもやはり同じ。しかし、一度もバイクが走っていないことや、高低差の多さなどを鑑みれば、これほどまでに難易度を高く作れるスキー場も今までなかったのではないだろうか。ロケーションは、悠大で鈴蘭や爺ヶ岳に勝るとも劣らないもの。JNCCでは3年越しでこのフィールドでの開催を交渉し続けてきたという。
 当日は、かねてからの予報どおり昼頃から雨が本降りになった。FUN GPは後半で大渋滞となり、COMP GPにいたっては視界が奪われるほどの濃霧がほうのきを襲った。
 

COMP GP

 目下、AA1においてKTM最上位を走る矢野和都は、今戦では350EXC-Fをチョイス。また、AA2でランキングトップを死守する石戸谷蓮は250EXC-Fを継続する。
 オープニングラップは3番手、10分台でまわってきた矢野だったが、2周目からはバックマーカーがコース全体に広まっており、一気に17分台のタイムへ。順位もクラス9番手へと落としてしまう。矢野は「どんなシチュエーションにも対応できるように350EXC-Fをセットアップしていたつもりだったのですが、それが驕りでした。タイヤもミディアムのまま出てしまったこともあって、とてもまともには走れなかった。危険を感じて、ペースダウンしてしまったんです」とのこと。その後もペースをつかめずに、クラス9位の結果。
 石戸谷はオープニングラップこそクラス2番手での立ち上がり、榎田諒介(Honda)に先行を許してしまうものの、2周目にはこれをパス。そのままトップを独走して今季3勝目をあげることとなった。
 石戸谷はマディを苦手としているものの「マディだけど楽しく走れた。最近ずっと雨ばっかりだったので、練習になっていたんだと思います。糸魚川で開催されたriderパーティも雨でした」とのこと。また、このほうのきでは下りの難しさが際立ったが「MTBトレーニングの効果が絶大でした。下りがこわくなくなって安定しましたね。MTBはバイクよりも滑りますし、シビアですから」と、練習・トレーニングがうまく結果に結びつくようになってきた。残り2戦、ランキングの計算上では、次戦糸魚川において2位以上でチャンピオンを決定するが「糸魚川は今年3回もいっていて、地形もばっちり覚えていますし、ラインも完璧。地の利がある」と自信にあふれたコメント。「決定はしていないのですが、チャンピオンをとれたら来季はAA1を走りたい」とのこと。
 
 石戸谷蓮
 
石戸谷蓮(250EXC-F)
 
苦戦を強いられた矢野和都(350EXC-F)
 

FUN GP

 
 90分のある意味スプリントともいうべきFUN GPでは、最上位クラスFAで川原茂弘(200EXC)が7番手からの追い上げ。雨が強まり、コース状況が悪くなるなか、ラップタイムは1周ずつ下がっていくものの、順位をひたすら上げていき、最終周には3番手からトップへ。今季初優勝をゲットした。
 FCでも、川原とチームメイトの西村智彦が200EXCを駆って優勝。また、WDでは犬飼美千代が125EXCで優勝しており、マディの難しいなかでも戦闘力に勝るところを見せつけた。
 
川原茂弘(200EXC)
 
 
犬飼美千代(125EXC) 
 

【身体メンテナンスサービスを開始】 

また、KTMでは身体メンテナンスサービスをKTM/ハスクバーナユーザー向けに無償提供。これまでのピットサービスに加えて、マシンだけでなく体のコンディションをも整えることで、より幅広くライダーのパフォーマンスを発揮できるよう、特定非営利活動法人日本手技療法セラピスト検定協会と、同協会を母体とするアイ・セラピスト専門学院と提携。ユーザーにも非常に好評、レース前・後にぜひ。

 

【かつてない「ビール」とKTMのコラボレーション】 

eniオイルを輸入販売する老舗総合商社、昭和貿易とのコラボレーションで、JNCC会場のKTMビレッジにてeni&クロンバッハビール(ドイツ)をサーバーで提供。KTM/ハスクバーナユーザーかつeniオイルユーザーであれば、無償という素晴らしいサービス。土曜16:00からのオープンは大いに賑わうこととなった。アルコールフリーも用意しており、宿への運転が控えている人にもうれしいサービス。


 【KTMオレンジアワード&ファンアワード】

KTMで参戦するCOMP全クラスの年間チャンピオン(AA/A/B/R)を、2016年JNCC全戦にシード選手として招待(年間全戦の自動エントリー)。加えて2015年度のKTMオレンジビレッジ内テントにピットスペースを優先提供、ゼッケン及び氏名を入れた看板を掲示する、というオレンジアワードを設定。 
また、KTMで参戦するFUN GPのライダーにサプライズアワードとして1位、10位、15位のライダーにKTMパーツ商品券を用意。

 

【KTMビレッジ&レーシングサービス】 

KTMジャパンではJNCCへのサポートを例年通り展開している。今戦においても、KTMユーザーが利用できるパドックであるKTMビレッジを設置(事前にディーラーへの申し込みが必要)。KTMウォーターをはじめとするドリンク類を無償提供したり、自由に使える休憩スペースを用意したりと、エントラントにも観戦者にも楽しんでもらえるスペースを提供している。 
メーカーを問わずKTMレーシングサービスも実施。KTM以外のライダーをもレーシングサポートし、レース中にトラブルを起こしてしまったライダーへのサポートなどもおこなっている。

 

[GROUP] 2015 JNCC(全日本クロスカントリー選手権)

KTMイベント情報