2015 JMX 全日本モトクロス選手権 第8戦 名阪スポーツランド

レース / RACING REPORT - 2015.09.14
 
星野裕選手が表彰台登壇を狙う快走!
 

年間10戦で競われる全日本モトクロス選手権シリーズ。過酷なマディコンディションとなった第7戦から1週のインターバルを挟み、第8戦近畿大会が9月12日(土)~13日(日)に奈良県の名阪スポーツランドで開催された。
レーシングカートやクルマが走れるサーキットもあるこの会場は、今季も年1回の全日本開催が設定されている。土質はサンド系で、レイアウトはハイスピード傾向。今大会は、昨年と同じ基本デザインを使用しながら、細かい部分の手直しを施してある。
土日ともに雨となった前戦から一転して、今大会は天候に恵まれ、決勝が行われた日曜日の朝に雨が降ったものの、基本的には両日とも青空の下で開催された。大会以前に降った雨の影響で、とくに土曜日朝の路面は水を多めに含んだ状態だったが、ベストなコースコンディションが保たれた。
KTM勢は、全日本最高峰クラスのIA1クラスに450SX-Fでフル参戦する「KTMうず潮レーシング福山」の星野裕(#15)と北居良樹(#13)を筆頭に、最高峰ライセンスへの昇格を賭けたIBオープンクラス、女性ライダーが熱い戦いを繰り広げるレディースクラス、そして併催レースとなる2スト85ccと4スト150ccの混走により15歳以下のライダーがしのぎを削るジュニアクロスや、日曜日のお昼前に行われるチャイルドクロスと、さまざまなカテゴリーに出場。優勝や上位入賞を狙った。

 
【IA1 レースレポート】

決勝ヒート1、KTMを駆る北居良樹(#13)は12番手、星野裕(#15)は14番手と、大きく出遅れて1周目をクリア。2周目には、上位の2台が転倒で後退したことから、両者がふたつずつ順位を上げた。レース序盤、12番手の星野までが、縦に長い5番手争いの集団を形成。北居と星野は、この中で上位進出を狙った。しかし、パッシングポイントが少ないコースに苦しみ、両者とも一度は順位を上げたものの、北居が11位、星野が12位に終わった。

決勝ヒート2では、星野が抜群のスタートダッシュをみせ、1周目に一時は2番手まで浮上。3番手で2周目に入ると、その後は3台によるバトルを繰り広げた。一方の北居は、1周目9番手ながら、4番手がすぐ近くに見える状況。星野は、4周目に5番手へ順位を下げたが、その後は国内のファクトリーマシンを抑えてレース後半を迎えた。10周目に6番手に後退してからも、星野は粘りの走りを続けたが、残り6周の14周目に転倒。北居が9位、星野が10位となった。

   
 
【ジュニアクロス レースレポート】
好スタートを切ったのは、85SXを駆る「KTM BOSS RACING」の内藤龍星(#111)。これをチームメイトの鴨田翔(#1)が追い、さらに同じく「KTM BOSS RACING」の岸桐我(#48)が3番手に浮上したことから、KTM勢が1周目からトップ3を独占した。鴨田が内藤をパスして2周目に突入して以降、3名は後続を引き離しながら、僅差のバトルを展開。ところが後半の5周目、約3秒差で鴨田を追っていた内藤が転倒し、これに岸も巻き込まれ、岸が2番手、内藤が3番手で復帰した。これでトップの鴨田は独走状態。翌周、今度は岸が単独で転倒して4番手に後退し、内藤は1台にパスされながらも順位を守った。しかし迎えた7周目の最終ラップで、岸が逆転に成功。鴨田が勝利を収め、岸が3位、内藤が4位となった。
 
       
 
【チャイルドクロス レースレポート】

日曜日のお昼休み前に決勝が開催されるチャイルドクロスは、2ストと4ストの50ccマシンが混走。大幅にショートカットされた1周1分弱のコースで、5分+1周により競われた。出生台数は27台で、3台の50SXがBクラスに出場。前戦を制している高橋生真(#88)が、レース中盤に同じくKTMのマシンを駆る坂田大和(#2)の追撃を受けながらも逃げ切り、総合優勝を獲得した。坂田が2位に入賞し、KTM勢がワン・ツー・フィニッシュを飾った。

 
【ライダーコメント】
星野裕(IA1・12位/10位)
 
 

  ヒート1は、スタートで出遅れてからペースが上がらず、最悪なレースをしてしまいました。ヒート2は、ペースが落ちた5番手のライダーとバトルになり、抜きつ抜かれつを繰り返していたのですが、その際にこちらが追突するようなカタチで接触してしまい、転倒しました。スタートが決まり、表彰台に上がった3人は速かったのですが、それ以外とは勝負できる感じだったので、とにかく粘ろうと考えていました。それだけに転倒が悔やまれますが、走りそのものはここ最近では一番よかったと感じています。最終戦は海外ライダーが大量にやって来るので、目標とする表彰台登壇を果たすには、実質的には次の第9戦が今年最後の大会。なんとしてもチャンスを結果につなげるという気持ちで挑みたいと思います。
     
北居良樹(IA1・11位/9位)
 
  予選では好スタートが決まり、1周目3番手からトップ争いができたのですが、大転倒してしまいました。カラダにダメージもあったのですが、テーピングやマッサージなどでケアしてもらい、走れる状態にしてもらいました。ヒート1は、予選でよかったスタートがまったく決まらず、後方からの追い上げ。途中で転倒もあって、うまく走れませんでした。ヒート2は、かなりの上位までが集団のままレース後半を迎え、しぶとく走っていたのですが、後半になって転びかけて離されてしまい、その後に転倒してしまいました。いい走りができていて、ラップタイムでは7位や8位のライダーを上回っていたので、もったいないレースでした。ベストは尽くしましたが、チャンスを生かして入賞できなかったのが残念です。
     
 鴨田翔(ジュニアクロス・優勝)
   
  第6戦は欠場しましたが、これで全日本3連勝を決めることができました。今回は西日本の大会で、チームスポンサーが多くあるエリアでのレースだったことから、かなりプレッシャーを感じていました。レースでは、後ろにチームメイトがいることはわかっていて、ずっと排気音が聞こえていたので、かなり焦っていました。じつは2台だったことも、そのふたりが転倒で後退したことも、最後まで知りませんでした。次戦は地元の関東大会で、最終戦はもしかしたら85SXで最後のレース。どちらも、勝利を得られるようがんばります。

 

 

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