2015 全日本スーパーモト選手権 第8戦 茂原ツインサーキット

レース / RACING REPORT - 2015.11.18
KTM 690 SMC Rで、2015 全日本スーパーモト選手権 第8戦に参戦した「渋井健」選手よりレースレポートが届きましたので、ご紹介いたします。
 


2015 全日本スーパーモト選手権 S1 OPENクラス
第8戦 茂原ツインサーキット

 
■出場に際し
前戦の名阪では初のダートスタートに適応できず決勝はほぼビリ走行の悔しいレースとなったが、茂原のスタートは上りのターマックなので大パワー 690SMC R の魅せ場となる。OPENクラスはエントリー26台と今回も盛況だが、コース的にはレーサー勢に対し不利な点は無いため、苦手の雨でなければ昨年同様入賞圏内で勝負できると自信を持って臨んだ。

 

         
         
■公式練習
       
願い叶わず午後から雨予報。
ドライの予選で上位を取り雨の決勝は我慢の走りの作戦だったが、ブリーフィングから雨が降り出す。急いでタイヤ交換に入るが、大型車はレインの減りが早いのと終日雨予報のため練習は中古で臨む。転倒しまくった菅生戦が脳裏によぎりまたビリの方と思いながら終えたが19位タイム。菅生よりは長い直線のおかげか?
         
         
■タイムアタック
前後新品タイヤで臨み、中古ボケした感覚を修正しながらペースを上げていく。多くの選手同様にハングオフで攻めるがどうもグリップ感に欠ける。マシンが立ってから開けるよう意識はしていたが右ヘアピン立ち上がりで流れ始めたリアを戻せずダウン。すぐに再走できたが、本来の自分の走りであるダートトラックフォームに変更。最終周でベストを出し13位。
 
 
■予選
入賞圏までは遠いが、スタートで 690SMC R のパワーを魅せるべく集中。クラッチミートが決まり一気に一桁順位へ。軽量レーサーが有利なダート出口のUターンで抜かれたりしながらも、激しい雨でも全く曇らないゴーグル「アリエテ」のおかげで粘れ8位でゴール。入賞が見えてきた。  
 
 
■決勝
またスタート決めて入賞圏内で逃げる作戦。
見事に決まりゴボウ抜き、2コーナー抜けた頃には4位へ。上位の転倒もあり一時は3位にも上がり俄然ヒートアップするが、赤旗中断。スタートは過去の経験上そう何度も決まるもので無いのでガッカリ。
 
 
■再決勝
次こそは決まらないかもと覚悟のスタート。しかしまたまた決まり4位に。しかも前の3位に付いていける。元々のタイム差的にオーバーペースなのは承知だが特に危ない挙動も無く、初の表彰台のチャンスを逃す手はない。バンク中は慎重に、立ってから開けるを意識し冷静にチャンスを伺う。が、最終立ち上がりでリアの流れ出しを感じたや否や一瞬でダウン。綺麗に滑走しクラッシュパッドで止まったのですぐ再走できると思いきや運悪くマシンが自分に追突。頭を強打し意識飛んで赤旗となってしまった。長いバイク歴で何度も経験した症状なので不安は無く復活後歩いて戻ったが、脳震盪後は走行できない近年のMFJガイドラインにのっとり再スタートは許されずDNSとなった。
         
         
■シーズンを終えて
今回全てのスタートが決まったのは、整備の苦手な自分が長らく疎かにしていたクラッチ周りを前晩に新車同等にメンテしてくれたメカ内野氏の手腕のおかげと思います。赤旗出した後もどこも壊れず再走を待ってくれていた本当にタフな 690SMC R と内野氏の期待に応えられなかったのは残念でしたが、多くの観客に大パワーを魅せれて、初めて苦手の雨で上位を走れたことに満足感もあります。
無茶な挑戦と言われながら大型の純公道車 690SMC R で全日本に3年参戦し、今年ついに一度入賞できました。元々長くレーサーに乗ってきて戦闘力の高さを知っていただけに、それらと同じ土俵で戦ってこれたことにあらためて凄いバイクだと称賛の想いです。この素晴らしい愛車との出逢いを頂いた造形社様、ボンサイモト様とモンドモト様をはじめご協賛各社様、そして何より野口代表と内野氏をはじめ KTM Japanの皆さま、本当にありがとうございました。
来年のことは愛車で温泉ツーリングしながらゆっくり考えます。応援頂いた皆さま、今シーズンもありがとうございました!
 
 
Club KTM690 渋井 健

[GROUP] 2015 全日本スーパーモト選手権

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